では、入ろうと思えば15〜20人は入れる空間に、今はまだやっぱりあんまり大人数で密になるのはよくないからと、最高でも8人しかお呼びしていない現状で。
はやく、もっとみんなでワイワイ楽しい時間を過ごしたいものですな。
今日は、演劇好きなみなさんの集まりに脚本家を生業としている方も参加して、
明日の夕方は、はじめて「僕んち」にお越しになるみなさんをお呼びし、夜は既存の会員様とモノポリー、
明後日は、ご当地名産品を持ち寄ったお茶会と、夜はビアポン、
週明け月曜は、おでんやむらきでみんなと晩ご飯を。
「僕んち」は、こんな感じでいつもワイワイと集まれるスペースになっていますので、気が向いたときに、気になるイベントがあったら、いつでも気軽にお越しいただけます。
そんな感じで、何度かお越しになるうちに少しづつ顔見知りになり、そこから気になる相手が見つかったらいいよね、というそんな感じの出会いの場。
出会ったその場でガツガツと、お互いにマルバツをつけるようなマッチングは一切しませんので、本当に気軽に独身のみんなで集まりながら、少しづつ関係を深めていただければと思っています。
もう、ここまでいっつもみんなで集まっているのだから、どっかに「飲めるし、食べれるし、楽しめるし、集まれる」感じのお店でも開いちゃおうかな。
僕はよく、会員のみなさんに相談をします。
新しい企画が思いついたときに「これどう思う?」とか、
システムをちょっと変更したいときに「こうしたらどうなるか」とか、
みなさんの声を聞きながら、みなさんが使いやすいサービスになるように、いつもちょこちょこ修正を重ねています。
結婚相談所Repre(リプレ)が、入会金無料・月会費無料なんていうシステムにしたのも、
「結婚相談所に登録をしても、会いたいと思う人となかなか会えないじゃん」
という不満の声を伺って、「たしかに、それで入会金とか月会費とかなんか胡散臭いな」って自分で思ってしまい、それからみんなといろいろ相談をして作ったシステム。
「僕んち」に関しても、マッチングとかしないで少しづつ関係を築いていく出会いの場にしたのも、
「そんなにすぐに人をいいなと思わないし、こっちは思ってもなかなか思われないし」
なんていう声を聞いて、「たしかに、今ある婚活って出会ってその場でジャッジなんで、もうそういうのヤメにしようか」と、2018年から試し試し進めて今に至るという感じ。
僕みたいな頭の固いおっさんがあれこれ考えるよりも、当事者であるみなさんの声を聞いた方が的を得ているし、
僕はそもそも「業界の慣習」みたいなのが大っ嫌いで、そういうのに習う気持ちがこれっぽっちもないので、いいなと思ったらどんどんカタチにしてみなさんのお力になれればと思い、いつもいつもみなさんの声を伺いながら運営をしております。(なので、たまに同業の方からネチっとやられることもありますがww)
ただ、
僕が、みなさんにいろいろを相談をするのには、ふたつの理由があるんです。
ひとつは、上記のようにみなさんの生の声を伺ったほうが、的を得たアイデアを作ることができるから。
そしてもうひとつは、もう答えは決めているのだけれど、それがみなさんの思いとどのくらいズレているのかを知ることができるから。
このふたつめについて、ちょっとお話をさせてください。
たしかに、みなさんの生の声というのはすごく勉強になりますし、参考にもなります。
けれど、みなさんの声というのは、すでにみなさんがどこかで得た情報を元に思ったことであり、僕がその情報より遅れているということ。
つまり、みなさんの声をそのままサービスにしても、その時点で巷よりも一歩遅れていて、そんなのすでにどこかの誰かがやっていることだったりするわけです。
「あそこにこんな新しい店があったよ」という最先端の情報は、すでに最先端ではないということ。
なので、
みなさんの声を頼りにしているだけではすでに遅く、みなさんには喜んでいただけないことも多いわけで。
声を聞かせていただきながら、「てことは、本当はこんなことに困っているんじゃないか」という仮説をたてて、それをカタチにして、「これってどう思う?」とみなさんに投げかけることもあるわけです。
みなさんからすると見たことも聞いたこともないプランなので、そこに大なり小なりの違和感を感じることが多く。
でも、僕からするとその違和感を知ることが目的で、実はすでにもう実行することは決まっているのに、あえてみなさんに相談をして、どんな違和感を感じるのかを聞かせていただき、
ならば、
こんな表現の仕方が必要かもとか、こういうサービスをプラスしないといけないかもとか、そもそもこれはちょっと早いのでもうちょっと後にしようかと、「やることは決まっているけど、どう表現をするか」なんていう相談になっていることもあるということです。
という、
僕のビジネス話なんかまったく興味はないと思うので、それを出会いにあてはめると(オイオイ急だな)。
僕はよく会員のみなさんに、
「出会った相手に不安や不満を感じたときは、それをちゃんと相手に伝えた方がいいよ」
とアドバイスをします。(前のブログでも書かせていただきました)
ここにはふたつの目的があって、
ひとつは、不安や不満をしっかり伝えて、そこに相手がどう向き合ってくれるのかを知った方がいいということ。
不安や不満があるから嫌としちゃうのではなく、それを相手に伝えたときに、それにまったく向き合うような姿勢を見せない相手なら、それを嫌になった方がいい。
逆に、そこにしっかり向き合って落とし所を見つけてくれるような相手なら、そのやりとりが信頼や愛情につながることもあるから。
順風満帆に関係を築いていくことを願う人が多いですが、そんなので築いた関係性ほど危ういものはないので、「違い」を互いに理解しあって、そこにうまく向き合える相手と一緒になった方が、確実に結婚生活はうまくいきますので。
そして、もう一つは
その「違い」をお互いに認識しあい、ならば何をしないといけないかがわかるということ。
「違い」に対して、うまく落とし所が見つかればいいのですが、ときにはそうもいかないときもあるでしょう。
というか、そうもいかないこともいっぱいあるでしょう。
そのときは、無理に落とし所を作るのではなく、お互いに「違う」ということを認識しあって、ならばこういう伝え方をしないととか、これを伝える前にこういう確認をしないとという、落とし所とはまた別のすり合わせ方を知るのも大事なコミュニケーションだったりするわけです。
なんとなく話が結びついてきましたが、
ビジネスを進めるうえでも、出会った相手と関係性を築くうえでも、
相手の話をしっかり聞いて、そこで折り合うところを見つけるのが大事。
折り合いがつかなくても、「違う」ということを認識して、その「違い」にどう対応するかを考え実行するのも大事。
ということなんです。
ちょちょっとやってうまく行くことなんて、ビジネスでも出会った相手との人間関係でもないし、
なんか違うなと思ったときに、すぐに諦めてしまったら、場所を変えても何を変えてもまた同じところで引っかかるし。
まずは相手の話をしっかり聞くこと、
そしてあなたの思いもしっかり持つこと、
そこに違いがあるときは折り合いをつけるよう向き合うこと、
折り合いがつかなくてもその対応策を考えて実行していくこと、
そうやって前に進んでいけば、どうにかこうにかカタチにはなるし、
そこを避けて楽な道を選ぼうとすれば、毎回同じところで失敗するし。
相手に相談をするのって、
答えを教えてもらうことでも、あなたの思いをぶつけるのでもなく、そこにある「違い」を知るために必要なことなんだということを、ぜひ今一度思い返していただくと良いかと思います。
相談をすることの目的は、必ずしも解決ではなく、認識をすることでもいいと思います。
あとは、その認識をもとにあなたがどう進んでいくのか、問われるのはそっちですので。
なんだか、難しい言い回しになってしまいましたが、
あなたの思い通りになんか物事は進まないので、相手の話をしっかり聞いて、それも踏まえてうまくやってこうぜ!
ということです。
だいたい、こういう急転直下で雑な終わり方になるときは、僕がこのあと切羽詰まっていて時間がない時です。
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