僕の話

本日は、婚活のタメになるお話はほとんどありません。

年に数回だけ発する、僕の日記になりますのでご了承ください。

東京 結婚相談所Repre(リプレ)

昨日は、息子の9歳の誕生日でした。

普段ほとんど家にいない僕ですが、今のところまだ「お父さん」であるという認識はもっているようでありがたい限りです。

 

僕のプロフィールでも公言をしているように

結婚なんて絶対にしたくなかった僕が、結婚生活を11年送って9歳の子供がいるなんて、12年前の僕は思いもしないでしょう。

まったく結婚する気がなかった僕が、今こうして結婚相談所の経営をしているっていうのも、例えるなら、

猫アレルギーがある人が猫カフェの経営をしていたり、

高いところが苦手な人がバンジージャンプのインストラクターをやっている、

そのくらい普通じゃないことですよね。

 

そんな背景もあるからか、結婚に前向きじゃなかったり、結婚したいかどうかわからなかったり、結婚はしたくないけどひとりぼっちになるのは不安だったり、そんな方々からご相談やご質問をいただくことが多くあります。

「結婚して良かったですか」

って。

 

これもまた常々お話をしていて、本音だから仕方がないながらこの話をするたびに嫌われるのですが、

僕は結婚はしてもしなくてもどっちでもいいと思っています。

ただ、

助け合い支え合い深い繋がりを持つ人と一緒に生活をするのはとても大切なことだと思っています。

なので、

「結婚をして良かったですか?」

という質問に対しては、100%自信をもって

「良かったと思います」

とお答えしています。

 

結婚したから幸せになるわけじゃないし、結婚生活に安心なんかもありません。

けれど、

自分とは違う文化や習慣をもった相手と一緒に生活をするのって、生きていくうえですごく重要なことだと思うんです。

ぶっちゃけ、自分の文化のまま過ごす方が幸せなことも多いし、何よりも楽チンだと思います。

でも、

そうやって自分の文化だけで過ごすのって、ものすごく頭が固くなるんですよね。

自分の発想だけを元に動いたり、自分の好きなことだけやっていると、現状維持だけでもしばらくは生きていけるし、柔軟である必要もないし。

 

自分と違う文化や習慣の相手と一緒に生活するのって、本当にたくさんのストレスも感じると思います。

でも、

そのストレスをどうやって回避するのか、ストレスの元をどうやってなくしていくのか、それを日々考えるのって自分が柔軟であることが求められます。

そして、

お互いがどうやって心地よく生きるのかを考えて、お互いに思考錯誤しながら実行し、ふたりの文化や習慣ができるのってすごく大きな進歩だったり成長だったりするんです。

 

僕はもともと頭が固く、思い込みが強く、こうあるべきみたいなのもいっぱいで、人から見るとかなりメンドクサイ人種だと思います。

今でもその節はあるので、僕の近くにいる人はいろいろ苦労をしている思います。

でも、

結婚生活を送るうえでは、僕の思い込みやこうあるべきなんてまったく通用せず、どうやって生活していくかをお互いに寄り合っていかないといけないんです。

そこに、

子供なんていう、それこそ大人げないことを自由にガンガンやってくるような生き物がいれば、僕の思い込みやこうあるべきなんてさらに通用しないわけで。

そこでもまた、どうやって着地点を作るのかをみんなで考えていかないといけません。

そういう作業ってすげぇ面倒だし、自分の文化だけで生きていったほうがどれだけ楽チンかも分かりません。

けれど、

何かの縁で出会った相手と一緒の文化を築いたり、生まれてきた新しい命と大切に向き合ったりすることで、自分の知恵も思考もどんどん柔らかくなるし広がりを感じるし、そうやって自分たちの文化を築き上げながら居場所として実感することができるのって安心や幸せを感じることもできます。

 

たまに考えることがあるのですが、

もし、僕が38歳のあのときに結婚を決意しなかったら、今頃ものすごく偏屈でメンドクサイオッサンになっていたんじゃないかって。

そうやって偏屈でメンドクサイから、社会生活を送ることもストレスでしかなかったんじゃないかって。

人と折り合いを付けたり、うまく落としどころを作るために柔軟でいることを覚えなかったら、歳をとるごとに生きることが大変になっていたんじゃないかって。

僕は、妻と出会って結婚をして、息子が生まれてきてくれて、3人で新しい文化を作りながら過ごしているこの時間が、とっても大切なものであるし、とっても貴重なものであるし、とってもありがたいものであると、ことあるごとに感じています。(面倒なこともいっぱいあるけど・・・ww)

 

たくさんの仲間に囲まれ、たくさんの人に慕われている人ならば、結婚はしてもしなくてもどっちでもいいと思うんです。

そうやってたくさんの人々とうまく関係性を築くのって、かなり柔軟じゃないとできないことなので。

でも、

人との繋がりが家族だけだったり、仲間はいても浅い付き合いだったり、それ以外の繋がりは会社だけだったりする人は、そのまま歳を重ねていくのはちょっと危険です。

家族は自然といなくなるし、浅い繋がりの仲間は都合悪くなればいなくなるし、会社からは遠くない未来にいらないと言われるようになるし。

そうやってほんとうのひとりぼっちになって、でも、自分の思考や言動はガチガチなので人と時間を共有するのはストレスしか感じないなんてことだと、それはそれはツラくて苦しい生活になります。

世間は、家族みたいにあなたを受け入れてはくれないし、会社みたいにあなたの居場所を確保してはくれないので。

 

そんな心配がある人は、結婚というシステムを使って人との繋がりを作るのは良いと思います。

結婚生活って楽しいことばかりじゃないけれど、結婚生活を維持するために柔軟に向き合って、それでお互いの居場所ができるのって、生きていくうえでとても安心なことなので。

 

結婚をしても幸せになんかならないし、結婚生活に安心はありません。

でも、

結婚生活を続けるということは、自分が柔軟になり成長できるということだし、自分を受け入れてくれる場所ができるということなので、それは安心で幸せなことだと思います。

 

僕が、

「結婚をして良かったですか?」

って聞かれたときに、

「良かったですよ」

って自信を持っていえるのは妻と子供がいてくれるからで、結婚したいと思う人の背中をグゥ~って押すことができるのも今の生活を送っているからです。

 

お誕生日おめでとう。

キミが選んで進む道を、僕は全力で応援します。

 

 

 

 


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