私事で恐縮ですがみなさんにお伝えしたいことがあります

まったくもって私事で恐縮ですが、本日で52歳の誕生日を迎えることになりました。

こうやって元気に毎日過ごせていることに感謝の気持ちでいっぱいです。

若かりし頃は勘違いでいきがっていましたが、50を過ぎてから本当に感謝の気持ちが自然と湧き上がってくるようになりました。

 

そんな今日に、これもまたスーパー私事ですがみなさまにご報告が。

先月の中旬に「記者会見」なんて仰々しくしたのですが、そこにご参加いただけなかった方に向けてと、その時ご参加いただいた方にも改めての思いを込めて文章でお伝えします。

っていうか、こんな改まった書き出しが不気味ですが、少し長くなるのでお時間あるときにでも。

 

まずは結論からお伝えすると、2023年の10月末で私たち夫婦は離婚をしました。

2010年の5月に入籍をしたので、13年ちょっとの夫婦生活でした。

 

経緯もお話をさせていただくと、一番の理由としては

「彼女が大切にすることを僕が大切にできなくなった」

というのが大きなポイントかと思います。

 

結婚相談所Repre(リプレ)のウェブサイトには載せてあるのですが、僕はもともとまったく結婚願望がありませんでした。

結婚願望がないというよりも、結婚をしたくなかったというのが本心で、その理由は主に2点。

ひとつは、部屋の中に誰かがいるのが落ち着かないということ。

これはもう言葉で説明するのが難しいのですが、その人がキライとかそういうことじゃまったくなくて、誰かがいるとなんか落ち着かないんです。

実家もそうで、家族と不仲とかそういうのはまったくないのですが、同じ空間に誰かがいるのがなんか落ち着かなくて、高校を卒業したらすぐに住み込みのバイトでお金をためて、実家から大学まで20分くらいだったのに、40分くらいかかるところでひとり暮らしをはじめていました。

子供のころからそうだったので、一緒の部屋で誰かと生活するなんてありえないと思い、もうこの時点で結婚は考えていませんでした。

そしてもうひとつの理由は、僕が仕事での独立を考えていたこと。

30代の頃からいつかは独立をしたいと考えていたのですが、当時お付き合いをしていた女性にそういう話をすると、みんながみんな「大丈夫なの?」「やっていけんの?」って心配ばかりで。

そんなのやってみないと分かんないに決まっているし、そういう心配をされるのを嬉しく思えなかったし、やっぱり結婚を視野に入れている女性はそういう心配をするのは当然だけどそのために自分の未来を変えるつもりにもならなかったし、そういったことが続いたのでやっぱり自分は結婚はないなと、完全に興味の対象から外していました。

 

30代の後半でしたが、ひとりの女性とお付き合いをすることになりました。

結婚する気はまったくないのに、人並みかそれ以上に女性には興味があったので交際はするという、今いる業界からすると天敵みたいな男で・・・

もちろん彼女とも結婚をするつもりはなかったのですが、お付き合いをはじめてからちょっとした違和感があったんです。

それは、一緒の部屋にいても居心地が悪くないということ。

今までは、家族であっても誰であっても一緒の部屋で生活をすることがなんかゾワゾワ居心地悪かったのですが、彼女についてはそれが感じなかったんです。

これは今でも言葉では説明できない感覚なのですが、なんか一緒にいても平気だったんです。

一緒の部屋で生活をしていても平気って、僕の中ではかなりの衝撃的な出来事でした。

そんな良い感じの違和感を持ちながらも、「結婚は考えてないから」というのを伝えなくちゃいけないと独立の話もしてみたところ、これに対しても彼女のリアクションがビックリで。

今までの女性はみんな心配と不安をぶつけてきたのですが、彼女に限っては「いいじゃん、すごいじゃん」の連発、そんな簡単なことじゃないしリスクもいっぱいあるんだよということを説明しても、「大丈夫だよ、どうにかなるでしょ」ってキラキラした顔をしていて。

あまりにあっけらかんとした顔を見て逆に僕が心配になってきたのですがww、それでも僕の心の中で何かのスイッチが切り替わった感じがしたのを覚えています。

 

それから一緒の時間を過ごし、僕が大切にしていることを全力で受け止めてくれる彼女の姿を感じ、僕も彼女が大切にしているものを大切にしていこうと思うことができて、結婚の申し込みをしました。

 

結婚をしてみると、本当に毎日が楽しくて幸せを感じることができました。

もちろん、小さな違いに対しての争いなんていっぱいありましたが、彼女を信頼しているし守っていくという思いは持ち続けていたので、そういった争いに関してもどうやって解決するかという気持ちで、離れることなどは一切考えずに折り合いの付くポイントをお互いに探していく感じでした。

そんな結婚生活をおくる中で、結婚願望がゼロだった僕でもこれだけ幸せな結婚が出来たのだから、結婚をしたいと願う人たちの背中を自信を持って押すことができるし、そういったみなさんのサポートをしたいと思うようになり、結婚相談所という事業での独立をすることになりました。

たとえるなら、インドに行った人がその世界観に魅了されて「インド行くと良いよ、人生変わるよ」って言って回るような背中の押し方。

でも、それくらい「結婚って良いよ」って心から思えたので、自信を持ってみなさんのサポートをすることができたのだと思います。

 

それからしばらくして息子が産まれ、今では10歳になったのですが毎日元気にキャッキャと楽しそうにしています。

それも、いつも仕事ばかりで家にいない僕の分まで愛情を注いでくれた彼女のおかげで。

人やモノに対しての感謝と愛情を注ぐことは僕が彼女から学んだことで、こういった相手の持つ魅力や才能から良い影響をもらえるというのも、結婚生活をおくることで得られる大きな財産だと思います。

考え方や価値観なんてみんなそれぞれ違うのはあたりまえのことなので、悪い違いについてはその都度向き合い、良い違いに関しては感謝を持って受け取る、そうやってお互いに成長をし合えるというのが結婚することの大きな意味なんだと感じるようになりました。

 

彼女は出産をしてからずっと専業主婦だったのですが、自分の趣味の楽しみとしてSNSでの発信を続けていました。

それがかなりの積み重ねになり、ここ数年はその趣味から仕事の依頼なんかも来るようになっていたようで。

昨年からは収益も上がるようになり、これから本腰を入れて仕事として頑張っていきたいという、そんな方向性があるということをある時伝えられました。

彼女の楽しみについては僕も応援をしていたのですが、いざ仕事としてがっちりやりたいとなったときにはちょっと考えないといけないことがあり。

僕が今まで好き勝手に仕事ができていたのは、彼女が家のことや息子のことをしっかり守ってくれていたからで、そんな僕の大切にしていることを彼女も大切にしていてくれたからでした。

そこに、彼女の中で新しい方向性が見えて来て、彼女の目指す方向と僕の仕事の仕方との折り合いが見つからなくなったというのが、今回の離婚の主な理由であります。

応援したい気持ちはありながらも、彼女が大切にしていること(新しい方向性)を僕が大切にしてあげられなくなったということです。

 

よく芸能人なんかの離婚会見で「方向性の違いで、キライになったわけじゃない」みたいな話を聞いたとき、「んなわけなかろうが、キライじゃないならなんとかすればいいのに」っていつも思っていたのですが、今の僕たち夫婦の気持ちってまさにコレで。

相手のことをイヤになったとかはまったくないのですが、お互いが大切にしていることを大切にし合えなくなったら、そのまま一緒の生活を続けるよりも、自分が本当に大切にしているものを守っていったほうが良いだろうということです。

僕は僕でどうしてもこだわりたいところ(仕事への向き合い方)があって、それをうまい形でコントロールしながら彼女の大切にしていることを大切するっていうことができなかった、僕の力不足だったのだと思います。

 

なので、これからも彼女との関係が途切れるわけではありませんし、息子というふたりにとって何事にも代えられない大切な宝がありますので、そこを一緒に協力して守っていく気持ちも変わらずにあります。

それでもやはり、お互いが大切にするものを大切にできないというなかで、一緒の生活を送るというのは難しいというのが僕たち夫婦の結論でありました。

 

「離婚した結婚相談所の仲人」というのをみなさんがどう受け止めていただけるかは分かりません。

ただ、ひとつ言えることは、

離婚をした今でも、僕は結婚ってすごく素敵なことだと思いますし、結婚生活で得られる大きな大きな財産があると思っているので、結婚を願うみなさんに「結婚って良いよ」って自信を持っておススメすることができます。

この気持ちは、起業をした12年前からまったく揺らぐものではありません。

 

そこに加えて、今回の離婚という経験で得たことがあり、それをみなさんにしっかりお伝えしていこうと思います。

これから結婚をするみなさんに強くお伝えをしたいのは、

「結婚生活(自分の人生)を送るうえで自身が一番大切にすることは相手に伝えそれを求め、相手が一番大切にしていることも理解しそれを受け止めること」

これは結婚相手に絶対に求めないといけないし、相手の思いを受け止める覚悟を持たないといけないということ。

逆を言えば、これがあれば結婚生活は必ず幸せなものになるし、これがなければどんなにラブラブな相手でも結婚生活を続けることはできません。

これが、13年の幸せな結婚生活を送りながらも今こうして離婚という結果になった僕だからこそ、確信を持ってみなさんにお伝えしたいことです。

 

でも、「結婚生活(自分の人生)を送るうえで自身が一番大切にすること」なんて言われても、みなさんがみなさんすぐにピンとくるかどうか。

なので、これからは

・みなさんが大切にするものが何かをお伺いしながら

・それを守るためにはどんな相手が良いのかをご提案し

・相手の思いを受け止めるためにどういったことが必要か

ということを観点に、みなさんとしっかり向き合いながらサポートをさせていただければと思います。

 

プロフィールの写真変えるとか、身なりを磨くとか、コミュニケーション能力を高めるとか、そういったことも出会いの入り口としては大切なことでしょう。

でも、

それを心がけたところで結婚はできないし、結婚生活を送ることはできません。

そうじゃなくて、幸せな結婚生活を送るうえで最も大事なことをみなさんとしっかり共有して、結婚に繋がるいい出会いがあるようサポートをしていこうと思っています。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

僕のことでも、今回の経緯のことでも、これからの活動のことでも、ご質問やご相談がございましたらいつでにお気軽にご連絡ください。

「離婚しちゃったやつのサポートなんて受けたくない」みたいなキビシイお声があれば、それもしっかり受け止める所存です。

でも、僕と彼女の中では本当に前向きな決断で、後ろめたいものもありませんし、今までの夫婦生活に感謝はありながらも後悔は微塵もないので、これからも結婚の素晴らしさを勧めていきといと思います。

今まで以上に時間もありますので、みなさんのお力になれるようバリバリ動いていきます!!

今後ともよろしくお願いいたします。

 

ということで、今日は画像がないので僕の結婚式のときのスピーチ写真でもww

Repre(リプレ) シンパティ

 

 

 

 


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