結婚して姓を変更するのは男性なのか女性なのか?

昨日の

独身専用会員制コミュニティ「シンパティ」

夫婦別姓・事実婚について考えるオンライン

を開催しました。

こちらについてはみなさんと共有したいこともございますので、本編でお伝えしますね!

 

本日は

8/21(月)21:00 スナックシンパティオンライン

を開催します。

スナックシンパティは、まったくのノーテーマで居合わせたみなさんとワイワイ楽しくお話をする会。

遅刻なんかも気にせず、お仕事終わりにお気軽にご参加くださいませ!

9月のイベントなんかもちょっとお話していきましょうね。

こちらは本日20:45まで参加申し込み受け付けております!

 

とってもためになるお話でした。

Repre(リプレ)シンパティ

昨日のシンパティでは、

夫婦別姓・事実婚について考える会を開催しました。

僕の予想では、女性がたくさん声を上げに来ていただき男性が少ないかと思いきや、来るべきのときのために学びに来ていただく男性のほうが多く、それはそれでとても嬉しいことでした。

 

昨日も話題になったのですが、そもそも「婿養子」と「婿入り」についての違いというのが世の中であまり知れ渡っていないところに問題の前提があります。

「婿養子」とは、女性の親御さんと養子縁組を結びそこの子供になるということ。

「婿入り」とは、養子縁組を結ぶわけではなくただ女性方の姓を名乗ること。

つまり、女性が男性の姓を名乗るのは「嫁入り」ということで、男性の親御さんと養子縁組を結んでいるわけじゃありません。

なので、「嫁入り」をするのか「婿入り」をするのかっていうのは、そんなに難しい話じゃなくてお互いがまったくの五分で話し合って決めることができるんです。

けれど、現状では「婿入り」をしているのは4%くらいと言われていて、ほとんどは女性が男性の姓を名乗る「嫁入り」となっているということ。

これは、ちょっと前の時代に「男は仕事女は家庭」なんていうのが結婚の一般的なスタイルで、ならば女性が姓を変えたほうが諸々スムーズじゃない?みたいな発想の名残によるもの。

現代では、女性も仕事を持っていますし、男性も女性との共働きを希望する人が多いのですから、男性が姓を変えるか女性が姓を変えるかというのは、まったく五分の条件で話し合うべきことなんです。

ここまでは昨日の話題の中でみなさんも理解をしていて、「だから、女性が姓を変えるのはあたりまえでもなんでもないので『姓はどうする?』って普通に相談しないといけないよね」っていうことも納得されていました。

ただ、そこでちょっと議題になったのが、男性のみなさんが「どうして自分の姓を名乗りたいのか、女性の気持ちをしっかり聞こうと思う」という発想にはなっていただいたのですが、実はそこも考えどころで。

「女性がどうして自分の姓を名乗りたいのかしっかり聞く」というならば、男性もまた自分の姓を名乗りたい理由を女性にしっかり伝えないといけないですよね。

だって、男性の姓を名乗るか女性の姓を名乗るかは、まったく五分の話し合いなのですから。

女性の理由を聞いてそれを男性が受け入れるかジャッジするということではなく、双方が自分の姓を名乗りたい理由をそれぞれしっかり話し、どちらかが「ならばそっちの名前で行きましょう」ということを受け入れるというのが五分の話し合いということです。

もちろん、「姓にこだわりない」みたいな女性もいるし、「女性が望むなら女性の姓でぜんぜん良い」という男性もいます。(昨日もいました)

ただ、どちらの姓を名乗るかはまったく五分な条件なので話し合わないといけないし、どちらもが自分の姓を希望するならその理由を明確に伝えていかないといけないし、その折り合いがつかないならば「事実婚」みたいなものも視野に入れていかないといけないという、ここまでの理解がこれからの結婚には必要であるということなんです。

 

男性のみなさんは、もし女性が「自分の姓を名乗りたい」とアピールをしてきたときに、それをしっかり聞き入れることができますか?

女性の話を聞き入れたうえで、「自分も姓を名乗りたい」ということの明確な理由を伝えることができますか?

普通はとか、みんなはとか、長男だからとか、それじゃぁ相手に伝わる理由にはならないので、自分の想いとして理由を伝えることができるでしょうか?

少なくとも、「女性が姓を変えるのがあたりまえ」みたいな向き合い方をすると、それが理由で愛想を尽かされる理由になりうることを理解できていますでしょうか?

 

僕が結婚したのは13年前ですが、そのときに妻に「どっちの姓にする?」なんて相談はまったくしませんでした。

女性が変わるもんだと、今考えればなんの根拠もなく決めつけて話を進めていました。

もし妻が「自分の姓を名乗りたい」なんて言い出したら、僕の想いを冷静にちゃんと伝えることはできなかったかもしれません。(っていうかたぶんできません)

でも、

時代の流れとともに、「自分の姓を名乗りたい」と思う女性が増えていて、「なんで私が変わんないといけないの?」って疑問と持つ女性も増えてきて、なんの配慮もなく「女性が変わってあたりまえ」みたいな男性の姿に懸念をする女性も増えてきている、これは間違いのない事実です。

今までのあたりまえがあたりまえじゃなくなっていることを、男性もしっかり受け止めないといけないですよね。

 

女性のみんながみんな「絶対に自分の姓を名乗りたい」とか思っているわけじゃありません。

ただ、

「女性が変わってあたりまえっしょ」っていう男性の姿勢を良しと思わない女性がどんどん増えているのは事実です。

「あたりまえっしょ」みたいな顔をしてたり、女性から相談をされても「俺は変えられないよ」みたいに突っぱねたりすると、それを理由に「この人ないな」って思われる可能性もあるってことです。

 

どっちの姓を名乗るかは、お互いがまったく五分の条件で話し合いをして決めるんだということををまずは理解してください。

どうしても自分の姓を名乗りたいなら、「なぜ名乗りたいのか」ということを明確に相手に伝えないといけません。

普通はとか、みんなはとか、長男だからとかは、男性側の思い込みと都合であって、女性に理解を得られるものではないということも知っていないとですよね。

 

分母が小さいので正確な割合ではないですが、僕の調査では

「結婚したら男性の姓を名乗りたい」っていう女性は2割弱でした。

「できれば自分の姓を名乗りたい」「どっちを名乗るかは別として相談はしたい」という女性が8割でした。

これが現代の女性の考えなんです。

どちらの姓を名乗るかに強いこだわりを持つ女性もいるし、こだわりは強くなくても相談する姿勢を男性に持っていてほしいと思う女性もいるということ。

これからの結婚の新たなテーマとしてぜひご認識いただければと思います。

 

 

 

 


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